コハク酸


自然界に広く分布し、メッキ薬の錯化剤としても使用される有機酸

コハク酸

コハク酸の概要

コハク酸は、2つのカルボン酸を有するジカルボン酸の1種で、メッキ薬の錯化剤(金属イオンと結合し、錯イオンを形成させるための添加剤)としての使用実績があります。

化学式C4H6O4
分子量118.09
pH2.9(25℃)
融点188℃
沸点235℃
残留性・分解性良分解性

コハク酸の特徴

1.錯化剤としての実績

コハク酸はメッキ薬の錯化剤として、各種金属イオンを安定化させるために配合されます。

2.長年の実績に基づく安定品質

石油由来の合成品として1950年の上市以降、70年以上の販売実績があります。

3.食品添加物としての使用実績

食品添加物用途として長い使用実績があります。

4.pH調整剤として使用可能

コハク酸の水溶液は酸性を示し、pH調整剤用途でも使用されています。

コハク酸の溶解度

コハク酸は室温環境でも、一定の溶解性を示し、温度依存的に溶解度が大きくなります。