
エレクトロニクス
分散・凝集・粘度
洗浄剤中の金属イオン安定化検討
洗浄剤の開発で難題。洗浄時の金属再付着抑制を求められるが・・・
他業種の技術が、解決のヒントに!メッキ薬の錯化剤として使用される添加剤とは?
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自然界に広く分布し、メッキ薬の錯化剤としても使用される有機酸
コハク酸は、2つのカルボン酸を有するジカルボン酸の1種で、メッキ薬の錯化剤(金属イオンと結合し、錯イオンを形成させるための添加剤)としての使用実績があります。
化学式 | C4H6O4 |
分子量 | 118.09 |
pH | 2.9(25℃) |
融点 | 188℃ |
沸点 | 235℃ |
残留性・分解性 | 良分解性 |
コハク酸はメッキ薬の錯化剤として、各種金属イオンを安定化させるために配合されます。
石油由来の合成品として1950年の上市以降、70年以上の販売実績があります。
食品添加物用途として長い使用実績があります。
コハク酸の水溶液は酸性を示し、pH調整剤用途でも使用されています。
コハク酸は室温環境でも、一定の溶解性を示し、温度依存的に溶解度が大きくなります。