水系接着剤の密着性向上
VOC規制を考慮して、接着剤を現在の溶剤系から水系に替えたいが、想定外の問題が…
水系高分子架橋剤により、高い接着性と安全性を同時に手に入れられた!
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EPOCROS
オキサゾリン基含有ポリマー
酸と反応する相溶化剤 及び水系架橋剤
エポクロスは、DOW社(米国)の基本技術を基に、当社が蓄積した有機合成・高分子技術を加えることで、1990年に世界で初めて企業化に成功した機能性高分子製品です。近年、VOC対応・脱溶剤化による水系化の流れが強まり、世界的に環境問題に対処すべく安全性を重視した製品開発に期待が高まっており、当社のエポクロスは、さまざまなお客様にご活用いただいております。とりわけ、架橋剤としては稀にみる高分子タイプであることから、ユニークな製品として市場で認識されております。
エポクロスRPSは、その主鎖構造のポリスチレンと相溶する樹脂(PPS、PPE、HIPS、PSなど)を「海」とした際、側鎖に有するオキサゾリン基と反応する官能基(カルボキシル基、フェノール性水酸基、芳香族チオール基など)を有する樹脂(PET、PBT、PLA、PA、酸変性PP、PC、PPSなど)を「島」としたアロイの相溶化剤として機能する能力を有します。
相溶化剤
通常の混練条件で、例えば、各種スチレン系樹脂にオキサゾリン基と反応性を有する各種樹脂を微分散し、アロイ化できます。
分散剤
熱可塑性樹脂中に添加された顔料、難燃剤、充填剤などの分散性の改良ができます。
鎖延長剤
エポクロスRPSをオキサゾリン基と反応する官能基を有する樹脂と反応させることにより、分子量を増大させ、強度、耐久性など各種性能を向上させることができます。
低誘電率化改質剤
エポクロスRPSをオキサゾリン基と反応する官能基を有する樹脂と反応させることにより、スチレン骨格を導入でき誘電率を下げることができます。