NPE2024 – The Plastic Show 出展参加レポート
NPE2024 – The Plastic Show @フロリダ州オーランドに出展した様子をお伝えします

2024年5月6日から5日間開催されたNPE2024は、プラスチック業界の最新技術や製品が一堂に会する3年に一度開催される世界最大級の展示会です。今年は2018年以来の開催となり、世界中から約2000社がブースを構え最先端の技術や革新的な製品を披露、133カ国から5万人超が来場しました。
この国際的な展示会に初出展し、当社の技術や製品を紹介しました。NPE2024の様子や当社出展の状況、現場で感じたことなどをお伝えします。
まさかの閑古鳥・・・からのバタバタWelcome!
今回の開催地は、ディズニーランドやユニバーサルスタジオのあるフロリダ州オーランド。米国最大規模を誇るオレンジカウンティ・コンベンションセンターが会場です。当社ブースはサウスホールの奥の奥。入口から当社ブースに辿り着くのに約10分かかりました。果たして、どれだけの方がブースに来てくださるかドキドキです。
揃いのユニフォームでスタンバイしていましたが、初日の午前中は静かに過ぎていきました・・・。これは不味い!と焦りながらも待ち続けると午後からは徐々に活気が出て、当社ブースを訪問される方が増えてきました。会場が広大だったので、当社のブースがある奥までたどり着くには時間が必要だったようです。


新しい材料を探されている方、たまたま立ち寄られた方、売り込みに来られた商社や出展社の方など、様々な方に来訪いただきました。日本からは離れていて、なかなか直接お会いすることが難しい中南米のお客様ともじっくりお話しすることができました。
他社の展示から発見多数!個性的なブースにワクワク
当社の説明員も時間を見つけて交代で他社ブースを見学。お目当てのブースまで徒歩25分・・・なんてこともありました。当社が主に出展してきた国内の展示会と比較すると遊び心のあるブースや個性派ブースが多くみられます。おもてなしのカフェスペース、シミュレーションゴルフ体験、2階建ての巨大ブースなどなど、見て回るだけで楽しくなります。

遠くからでも何をアピールしたいのか分かりやすく、企業イメージを想起しやすいブースのデザインなど、国内展示会からは得られなかった多くの学びがありました。当社も、次回からは、よりポップに、コンセプトが分かりやすく入りやすいブースを目指したいと痛感しました。
他のメンバーの話では、訪問したお客様のブースで歓迎いただき、普段は会えない部署の方々とじっくりお話をして顧客企業について多面的に理解することができたとのことです。
また、競合と思われる企業ブースを訪問した際に、同じような製品を扱っているので興味があって・・・と正直にお伝えすると、案外フレンドリーに製品の説明や世間話をしていただけました。海外の展示会だからか、フロリダという開放的な雰囲気がそうさせているのか。嬉しくなる経験でした。
休憩中および展示会場外でのあれこれ
展示会場のロビーエリアには軽食のスタンドが多数出店されており、常設のカフェではピザやサンドイッチ、ドリンクなどを購入できました。ホットドックセットが$12超え、コーヒー1杯約$6で、円安の辛さをひしひしと感じながらも、ランチは軽食をテイクアウトして会場外の青空の下でいただいていました。


展示会は毎日17時に終了します。終了後には、みんなで夕食をとった後、ローカルスーパーに買い出しに行ったり、部屋で仕事をしたり...
ホテルの近所を散歩した際には、「ワニとヘビに注意」の看板を見つけて俄かに緊張しました。が、遭遇することはありませんでした。

最後に・・・
5日間に亘る海外での出展。準備に1年近くを費やし、途中、アクシデントが発生したりもしましたが、何とか無事に終えることができました。
新しいお客様との出会い、既存のお客様との交流、業界や技術の情報収集等、事業に直結する成果に加え、ブースデザインや海外ならではのブースの雰囲気を感じられたことなど、マーケティング活動に関する学びも多く得られました。
ただ、唯一の誤算は展示会場の冷房の強さ。私は上着を重ね着しつつも震えていました。何事も、備えが大切ですね。