日本触媒の化粧品原料5選 お役立ちコンテンツ

いろんなところで大活躍!日本触媒の化粧品原料5選

スキンケア、ヘアケア、メイクまで。医薬部外品に使用可能な原料もラインアップ

ライフサイエンス
分散・凝集・粘度 耐久性・安定性

日本触媒は、紙おむつの素材「高吸水性樹脂」や各種洗剤に用いられる「界面活性剤」、ポリビニルピロリドンのような工業用途向け素材など、多様な素材の開発・販売をしてきました。

2019年から化粧品原料の取り扱いを始めており、現在20製品を超えるラインアップに。独自技術で開発された製品から、特におすすめの製品を紹介いたします。ぜひ、研究開発やコンセプト開発にお役立てください。

目次


いろんなところで大活躍!日本触媒の化粧品原料5選
1.スキンローションの事例:美触媒® C-KP-61B(多機能性ポリマー)
2.美容液の事例:ILINPSOMEシリーズ(リン脂質ナノ粒子)
3.化粧下地の事例:美触媒® AP シリーズ(水膨潤型増粘剤)
4.シャンプーの事例:美触媒® CC-H700(ポリエチレンイミン)
5.ヘアセット剤の事例:カナエール® CKシリーズ(ノニオン性界面活性剤)

化粧品市場参入への想いと展望

いろんなところで大活躍!日本触媒の化粧品原料5選

1.スキンローションの事例:美触媒® C-KP-61B

課題

抗菌効果と刺激性の軽減・保湿効果の両立を目指すも、採用予定原料で析出懸念が発生

抗菌効果を持ち、肌への刺激性を軽減させながら十分な保湿力を持つ新コンセプトのローション開発に取り組むAさん。なかなか良い原料が見つからず困ったAさんは・・・

多機能性ポリマー 美触媒® C-KP-61Bで解決!

  • 日本触媒の美触媒® C-KP-61Bは抗菌効果やアンチポリューション効果などの機能性を持つ

  • 美触媒® C-KP-61Bはパッチテスト・RIPTなどの各種安全性試験を実施している

▼使用製品の詳細はこちら

美触媒® C-KP-61B

2.美容液の事例:ILINPSOMEシリーズ(リン脂質ナノ粒子)

課題

セラミドを内包するリポソーム美容液の開発。経時的な安定性の担保が難しく・・・

セラミドをキー成分とするブランドを担当するBさん。セラミドの浸透を高めるためにリポソーム化したセラミドを用いた美容液のテーマ検討をしていました。想定以上に経時安定性が悪く、安定性を良くするとべたつきが気になり・・・

リポソームで解決!

  • 日本触媒とライラックファーマ社が共同開発した安定性の高いセラミド内包リポソーム(ILINPSOME)を発見 

  • 原料中に増粘剤を含まないため、浸透性の高さを実感しやすい処方開発が可能

▼使用製品の詳細はこちら

ILINPSOMEシリーズ(リン脂質ナノ粒子)

※『ILINPSOME』はライラックファーマ株式会社の製品です。

3.化粧下地の事例:美触媒® AP シリーズ(水膨潤型増粘剤)

課題

紫外線吸収剤不使用でSPF50の化粧下地開発。白浮きが改善できない!

紫外線吸収剤不使用でSPF50を目指す化粧下地の開発に取り組む研究員のCさん。酸化チタンの配合量を増やすことでSPF向上は達成できたが使用感の悪さと白浮きが課題に・・・

美触媒® AP シリーズ(水膨潤型増粘剤)で解決!

  • 酸化チタンの分散性を向上させるアクリル酸系ポリマーの水系増粘剤を発見      

  • 増粘剤の水溶液は透明性が高く、ホイップのようなやわらかさを持つサンケアの処方開発に応用可能

▼使用製品の詳細はこちら

美触媒® AP シリーズ(水膨潤型増粘剤)

4.シャンプーの事例:美触媒® CC-H700(ポリエチレンイミン)

課題

ヘアカラーシャンプー・トリートメントの色持ちと洗髪後のパサつき改善が・・・

ヘアカラーシャンプーとトリートメントのリニューアルに取り組む研究員のDさん。新製品では現行品より「色持ち」「洗髪後のうるおい感」を訴求したいが・・・

美触媒® CC-H700(ポリエチレンイミン)で解決!

  • 美触媒® CC-H700(ポリエチレンイミン)は毛髪表面をコーティングし、各種染料で染めた毛髪の退色抑制が可能        

  • シャンプー処方に添加するとコアソルベートを形成、コンディショニング効果を発揮

▼使用製品の詳細はこちら

美触媒® CC-H700(ポリエチレンイミン)

5.ヘアセット剤の事例:カナエール® CKシリーズ(ノニオン性界面活性剤)

課題

くせ毛用で香りにこだわったヘアセット剤を開発するも、効果がいまひとつで・・・

くせ毛のまとまりを良くしながら、こだわりの特徴的な香りを付与した新製品を担当するEさん。くせ毛のまとまりも目標未達な上に、嗜好性の評価結果が高いと決定した香料は経時的な安定性が悪く開発は苦戦し・・・。

カナエール® CKシリーズ(ノニオン性界面活性剤)で解決!

  • 毛髪に塗布するとうねりを抑制できるカナエール® CKシリーズ(ノニオン性界面活性剤)を発見    

  • カナエール® CKシリーズ(ノニオン性界面活性剤)の添加で香料の可溶化量が増加

▼使用製品の詳細はこちら

カナエール® CKシリーズ(ノニオン性界面活性剤)

化粧品市場参入への想いと展望

無機触媒・有機合成 ・高分子をコア技術とし、研究開発に力を入れる日本触媒。独自技術で作られた製品はポリマー、界面活性剤や増粘剤など化粧品の原料として活用できるポテンシャルがありました。

これまで培った技術を化粧品にも活用いただきたい。そんな想いで私たちは化粧品原料を提供しております。お客様からは「他業界で活躍した技術を化粧品にも転用したい」「他社にない原料を紹介してほしい」とお声がけいただくことも。

当社技術を未来の化粧品開発に生かしていただけるよう、現在も独自技術を活用した製品開発や、天然由来原料の拡充などに取り組んでまいります。

日本触媒の化粧品原料一覧はこちら