排ガス処理装置の触媒 自動車部品メーカーQ社 設備設計部

排ガス処理装置の触媒燃焼温度が高温になってしまうので、触媒の劣化が加速してしまい…

高温運転が可能な「耐熱型排ガス処理触媒」の採用で、あきらめかけた問題を一気に解決!

環境・水処理
環境対応 耐久性・安定性

解決

解決のポイント

  • 日本触媒の「耐熱型排ガス処理触媒」は低温から高温まで幅広い処理温度に対応し、高温運転が可能

  • 触媒燃焼温度が700℃に達するような高温条件にも対応できる

  • 触媒寸法は業界標準で、現行触媒からの置換えが容易

  • 長寿命なため、触媒交換の頻度が低く管理もしやすい

VOCを含む排ガスを、最適な条件で処理することが可能

あきらめきれないM氏は、解決方法を見つけるため排ガス処理触媒の情報を集めていました。するとある取引先から、日本触媒が提供している「耐熱型排ガス処理触媒」の情報を聞きつけます。それは低温から高温まで幅広い処理温度に対応している高耐熱型の触媒で、高温運転も可能らしいという情報でした。

M氏は、すぐに日本触媒に問い合わせて、担当者から詳しい話を聞くことにしました。説明によると、日本触媒の「耐熱型排ガス処理触媒」は700℃での長期使用実績があることがわかりました。

「当社で問題となっていた、触媒燃焼温度が700℃に達するような高温条件にも対応できる高耐熱型触媒であるということがわかりました。これなら長寿命を期待することができるので、触媒交換の頻度も低く済みますし、現場の管理負担も低減できると考えられます。触媒寸法は業界標準で現行触媒からの置換えが容易なことも、大きなメリットでしたね」(M氏)

M氏は上長から了承をもらい、日本触媒に今回の排ガス成分等の仕様を開示して、対応が可能かの相談を行いました。数日後、Q社に対して「日本触媒の耐熱型排ガス処理触媒で対応可能」という回答があったのです。
そこで具体的な見積りや納期を提案してもらい、日本触媒の「耐熱型排ガス処理触媒」を採用する方向で社内の承認を得ることができました。

またQ社の他の工場でも、排ガス処理に問題が発生していました。ここでは排ガスに含まれる硫黄成分の影響で、触媒の寿命が短くなっていたのです。この問題についても日本触媒の担当者に相談してみたところ、「耐S(硫黄)型排ガス処理触媒」で対応可能という返答を得ました。
Q社ではこの件についても、引き続き日本触媒に相談していく予定となっています。

課題解決ソリューション

1 2