
リポソーム(リン脂質ナノ粒子)
マイクロ流路デバイスを用いて製造
高安定性リポソーム
肌への有効成分浸透性アップ
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高品質・高安定性のリポソーム 化粧品メーカーW社 研究開発部
1mL中におよそ200兆個のリポソームが存在、新製法のリポソームでコンペに勝利!
日本触媒がライラックファーマと共同で開発したリポソーム「ILINPSOME」は、高品質でかつ高い安定性を保有している
増粘剤等を添加する必要がなく、室温で1年以上保管可能。そのため冷蔵コストが削減できる
1mL中におよそ200兆個のリポソームが存在し、高い浸透性を発揮できる
そんな折、メンバーの一人がニュースリリースで、日本触媒がライラックファーマと共同開発したリポソーム“ILINPSOME”の情報を見つけます。
早速、K氏は日本触媒にコンタクトをとりました。担当者から同製品を紹介してもらったところ、「この新しいリポソームは、大きな可能性を秘めている」と直感します。
ILINPSOMEは、北海道大学発ベンチャーのライラックファーマが同大学から技術導入したマイクロ流路デバイス「iLiNP™」を用いて開発した新しい製法で作られる高品質リポソームです。リポソームの高い安定性を実現でき、増粘剤などを添加する必要がありません。また、室温で1年以上保管可能なうえに、リポソーム本来の感触が得られます。
「リポソーム“ILINPSOME”には、1mL中におよそ200兆個のリポソームが存在していて、構造が安定しているため、リポソーム本来の高い浸透性を発揮できるとのことです」(K氏)
早速、日本触媒からILINPSOMEのサンプルを提供してもらい、スキンケア美容液として評価してみることにしました。その結果、豊潤でしっとりした、画期的なスキンケア美容液の試作ができあがります。
K氏はこの結果に大きな手応えを感じ、チームBとしてILINPSOMEを前面に出した企画で社内コンペに臨むことにしました。
その結果、チームBは見事に社内コンペで優勝。ILINPSOMEを使ったスキンケア美容液の商品化が決まりました。
現在K氏とチームBは正式な開発プロジェクトとなり、日本触媒と相談しながら、リポソーム含有スキンケア美容液の商品化を進めています。