アンチブロッキング剤の基礎と選定のガイドライン フィルムメーカーU社 開発部

フィルム表面の高度な凹凸制御を行う微粒子を選定したいが…

微粒子選定のステップバイステップガイド。微粒子のプロが伝授する選定のポイント!

エレクトロニクス
表面改質

解決

解決のポイント

  • 日本触媒は、独自の合成技術でナノからミクロンサイズまで、幅広い粒子径の微粒子ラインアップを展開している

  • 無機微粒子、有機無機複合微粒子、有機微粒子と様々な用途に合わせた選定ができる

  • 日本触媒の特設サイトに「アンチブロッキング剤とは」という解説ページがあり、ブロッキングの基礎から学ぶことができる。また、アンチブロッキング剤のラインアップがわかる資料のダウンロードもできる

  • シーホスターは真球状でシャープな粒度分布を持つ単分散シリカ微粒子。アンチブロッキング性と高度な平滑性を両立する工業用フィルムが完成

日本触媒のWEBサイトで便利なガイドラインを発見!アンチブロッキング性と高度な平滑性を両立する微粒子が見つかる

Mさんは、別のグループの先輩に現状の相談をしてみました。すると、「そう言えば、最近面白いサイトを見つけたから教えてあげるよ」とサイトのURLを教えてもらいました。

急いで、先輩から教えてもらったURLからサイトに入ると、「ブロッキングとは」という基本の説明からわかりやすく記載がある日本触媒の微粒子サイトでした。

「ブロッキングがどんな現象かは、なんとなく知っていたつもりでいたのですが、アンチブロッキング剤の選び方って奥が深いですね。何に気をつけたら良いか、どんな物性に注目したら良いかがまとまっていてわかりやすかったので、助かりました」

早速、製品資料をダウンロードして、日本触媒の微粒子製品に求めているスペックのものがあることを確認できたため、日本触媒に問い合わせをして、案件の相談とサンプルのやりとりをしました。

営業担当との相談は、とてもスムーズでした。日本触媒の微粒子製品ラインアップから、シーホスター®KEシリーズという、単分散シリカ微粒子の紹介を受けたのです。真球状でシャープな粒度分布を誇り、不純物が少なく高純度かつ、粗大物、凝集物を含まないことが特長でした。

粒子サイズ違いのサンプルを提供してもらったMさんは、すぐに試作評価にはいりました。結果は上々で、自社のフィルム生産プロセスにマッチしていました。何回か条件検討を行い、アンチブロッキング性と高度な平滑性を両立する工業用フィルムが完成。得意先からも高い評価をもらうことができました。

Mさんが活用した「アンチブロッキング剤」選定ガイド

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