
アクアリック CS®
耐塩性高吸水性樹脂
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地中に埋設した鋼材の安全・低コストな撤去 ゼネコンP社 技術部
セメント水や地下水などの塩濃度の高い水溶液でも吸収し、土中での摩擦を大幅に低減した摩擦低減ゲルとは?
日本触媒のアクアリック CS®は、セメント水や地下水などの塩濃度の高い水溶液を吸収できる耐塩性吸水性樹脂
アクアリック CS®を鋼材に塗布することで、鋼材表面でセメント水や地下水を吸収した膨潤ゲルにより、鋼材と地盤やモルタルとの摩擦を低減することができた
打開策を探していたM氏たちは、水を吸収すると膨潤し、ゲル状になる吸水性樹脂に着目しました。すぐに、吸水性樹脂の製造販売では最大手で、土木・建設分野での製品展開の知見がある日本触媒に連絡をとってみました。
日本触媒の担当者との面談で状況を説明したところ、耐塩性吸水性樹脂アクアリック CSの紹介を受けました。
「土中で使用するため、セメント水や地下水などの塩濃度の高い水溶液でも吸収できるアクアリック CSが適しているとのことでした。また、アクアリック CSの膨潤ゲルは、土中・水中での高い圧力下においてもその膨潤挙動を阻害されることがほとんどありません。さらに、アクアリック CSは有機溶剤に分散させることができるため、塗布剤に加工することも可能です。これは大いに期待できると思いました」(M氏)
このアクアリック CSなら問題が解決できると考えたM氏は、すぐに日本触媒からのアドバイスでアクアリック CSのサンプルと共に、バインダーとなるポリマーも提供してもらいます。それを使い、試験センターで鋼材への塗布を行い、評価を実施しました。
評価の結果は想定以上でした。鋼材と地盤やモルタルとの摩擦低減の効果を十分に得ることができたのです。
P社では現在、現場での採用に向けて詳細なテスト、評価を行っています。