安全性と機能性の両立 化粧品メーカーR社 研究開発部

お客様の声に応えるスキンケアローション開発、機能と安全性が両立できない…

これですっぴん美人になれる?化粧品素材として最適で画期的な多機能性ポリマー

ライフサイエンス
密着・接着・粘着

解決

解決のポイント

  • 多機能性ポリマー「KPシリーズ」は、抗菌効果を持つポリマー

  • 保湿性のある被膜を作り、菌や花粉、PM2.5などの微粒子が付着することを防ぐ

  • 肌に浸透しない性質を持つため、低刺激で安全性の高い素材

機能と安全性を両立したポリマーで、スキンケアローションの開発が加速!

研究開発部のメンバーが化粧品関連の展示会に出向き、日本触媒ブースで画期的な製品の情報を入手しました。それは日本触媒が独自の技術で開発したという新しい多機能性ポリマー「KPシリーズ」でした。R社が求めていた“抗菌効果”を持つポリマーとのことで、早速、営業担当にアポを取り、詳細を聞いてみることにしました。

日本触媒の営業担当によると、このポリマーは肌に浸透しない性質を持つため低刺激で安全性の高い素材でした。また、保湿性のある被膜を作り、抗菌効果を発揮すると共に花粉やPM2.5などの微粒子が付着することを防ぐ(アンチポリューション)のが特長です。フケ菌やアクネ菌などへの抗菌効果も持ち、新型コロナウイルス(SARS-Cov-2)の不活化効果も確認されていました。

「機能と安全性を両立していることに強く興味をひかれ、開発中のスキンケアローションの添加剤として適しているのではないかと期待しました」(S氏)

研究開発部は早速「KPシリーズ」のサンプルを取り寄せ、評価試験を開始しました。このポリマーを添加したスキンケアローションは、期待通り十分な抗菌効果を持ちつつ、低刺激な製品に仕上がりました。塗布後には肌の角質水分量が増加し、高い保湿効果も確認できました。

「ラボでの評価結果から、このポリマーを配合したスキンケアローションは肌へのポリューション成分の付着を防ぐと共に、環境菌等のさまざまな外的ストレスからお肌を守り、潤いを与えることが可能だとわかりました。これは画期的な商品になる予感がしました」(S氏)

R社では、このKPシリーズを軸に“肌にやさしく、清潔に保つ”スキンケアローションの開発を決定。現在開発は順調に進んでいます。

課題解決ソリューション

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