
ソフタノール®
(セカンダリーアルコールエトキシレート)
特徴的な「T字型」の非イオン性界面活性剤で金属の油汚れに立ち向かう!
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洗浄剤の環境対応 工業用化学薬品メーカーR社 開発部
金属の油汚れ落ちへの効果と作業時間短縮が両立できる界面活性剤とは?
日本触媒の「ソフタノール®」なら、金属表面に浸透して付着した油成分を浮き上がらせるため、高い洗浄力を持つ
「ソフタノール®」は、水に対する表面張力が低いため、表面に水滴が残りにくく、乾燥も早く、洗浄後の乾燥時間の短縮が期待できる
「ソフタノール®」は低粘度でゲル化範囲が狭く、幅広い温度域での適応が可能
界面活性剤の探索を続けていたJさんは、製造業の製品・技術情報を紹介するサイトで日本触媒が紹介している界面活性剤「ソフタノール」に注目しました。
「ソフタノール」は、日本触媒が独自に工業化した直鎖型の2級アルコール系ノニオン界面活性剤で、優れた液状性や浸透力を持ち、家庭用・工業用洗剤など幅広い分野で使用されているという点に興味を持ち、すぐに日本触媒に問い合わせました。
Jさんが、現状の課題を相談してみたところ、日本触媒の営業担当から、機械部品や金属加工の洗浄に適する「低泡性」のタイプがあり、金属表面に浸透して、表面に付着した油成分を浮き上がらせて高い洗浄力を発揮できる界面活性剤であるという情報を得ました。
さらに、ソフタノールは水に対する表面張力が低いため、表面に水滴が残りにくく、乾燥も早く、洗浄後の乾燥時間の短縮が期待できる点や、低粘度でゲル化範囲が狭く、幅広い温度域での適応が可能である点も確認できました。
ユニークなT字型構造を持つソフタノールは、一般的な界面活性剤よりも濡れ性が高く、金属表面に浸透しやすい特徴を持つという点にも納得感があったので、早速サンプルを取り寄せて試作を行いました。
その結果、金属表面に付着した潤滑油に対して高い洗浄力が確認でき、洗浄後に水滴が残りにくく、洗浄時の泡立ちも少ないことが確認できました。
「ソフタノールを配合した試作洗浄剤を複数の得意先で実際に使ってもらったところ、期待していたとおり、洗浄力が上がった、乾燥時間も短縮できるとのコメントでした。また、泡立ちが少なく、自動洗浄装置への適応もしやすいという好評価の意見も多かったので、これはいけると思いました」(Jさん)
R社開発部では、ソフタノールを新規水系洗浄剤向けの界面活性剤として採用することを決定し、さらに詳細な配合処方を検討するため、日本触媒とも継続して相談をしています。