
触媒湿式酸化排水処理用触媒(CWAO用触媒)
焼却処理よりもCO2削減とランニングコスト低減で注目の排水処理技術
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プラントでの排水処理方法探索 エンジニアリング会社X社 プロセスエンジニアリング部
燃料費を大幅に削減!今必要とされる排水処理用「触媒技術」の魅力とは?
触媒湿式酸化排水処理用触媒(CWAO用触媒)は、日本触媒が独自に開発した固体触媒であり、焼却処理に代わる排水処理方法のキーマテリアル
CWAOは焼却処理と比較して、燃料費やCO2排出低減が可能で、専任のオペレーターも不要
生物処理との併用でより幅広い物質が処理でき、高度な排水処理が可能
さんは、ある水処理関連の展示会に参加したところ、日本触媒が出展する「触媒湿式酸化排水処理用触媒(CWAO用触媒)」に目が留まりました。
“焼却処理に代わる排水処理方法”というキャッチコピーに期待してブースで話を聞くと、独自開発した固体触媒を用いる「湿式酸化処理」技術で、燃料費とCO2排出を大幅に削減できることから、最近引き合いが増えているということでした。
この「触媒湿式酸化排水処理(CWAO)」は、触媒による酸化反応で発生する熱をリサイクルするため、一定以上の排水濃度があれば処理はエネルギー的に自立し、その条件では燃料費が実質ゼロになる。処理に投入するエネルギーが小さいためCO2排出量の大幅な削減が可能、設備は省スペースで設置可能とのことでした。
さらに、処理工程のモニタリングが必要なく専任オペレーターが不要で、既に30年を超える納入実績があり、日本国内だけでなく海外の企業にも導入されている技術である点からSさんは社内のメンバーを集めて、日本触媒に詳しく話を聞きに行くことにしました。
早速Sさんは日本触媒とアポイントをとり、打ち合わせを行います。
そこで、処理水の成分サンプルの事前評価対応や、生物処理との組み合わせでより幅広い種類の成分の高度処理可能との情報も得られました。燃料費が削減できるメリットが大きい上、カーボンニュートラル社会を見据えたCO2削減や省スペースでコンパクトな処理設備が、想定していたアピールポイントにマッチして幅広い顧客に提案ができそうだと、Sさんは手ごたえを感じました。
Sさんは、直近の案件で顧客に提案するため、CWAOを組み込んだプラント設計のプレゼンテーション準備をしているところです。